2010年5月26日水曜日

どっちやろ


職場に赴任して2週間。未だに決まった仕事はありません。

ただ明日から(というか本間は今日からやったんやけど)授業をします。

体育教えます。 始めは準備体操とか教えてぼちぼちやろうかなとおもてます。

でもまぁこっちの先生たちっても日本もそうなのかもわからんけどようわかりません。

僕の職場の学校にはマネージャーと副マネージャー以外がみんな正規の職員ではありません。
ボランティアティーチャー的な人が10人くらいいます。んでみんな授業は教えません。授業は僕と来週に来る(かもしれない)正規の職員のプロフェッショナルティーチャーと呼ばれる人が担当します。でもなぜか彼らは先生って呼ばれてる。

彼らの仕事はいろいろで福祉的なことやったり、事務的なことやったり、食事作るん指示したり、子供と話したり、棒で子供らどついたり本間いろいろ。
でもほとんど仕事せず、茶しばいたり、おしゃべりしたり、新聞読んだり、家に帰ったり。その間、子供たちは暇を持て余していてみんなぼーっとすわったり、じゃれたりしてます。何しとんや本間にと多々感じてます。

んでもまぁそんな俺も仕事ない時はたまに彼らにつられてそんなことしてます。僕は別に彼らのペースを崩すつもりもないし、合せようとも思ってません。ただ自分のやりたいことを邪魔する時はスネます。

そして今日、毎日14〜16時まであるカウンセリング(木の下に100人の子供たちを集めて、先生が一人ずつなんかをしゃべる)時間に彼らが子供たちにこんなことを言いました。

「勉強したり、遊んだりするのは私たち先生のためやあなたたちの両親のためじゃない。あなたたち自身のためだ。だから自分のために何事も一生懸命にやりなさい。」

ええことゆうやん。

いつも子供らにパンとか新聞とか自分の日用品とか買いにいかせてるのに、ええことゆうやん。

感心しました。
まぁそんなことゆうんやったらあんたらが授業したれよとか思ったけど、確かに自分の仕事じゃないからそこまで俺がゆうのもおかしいしね。

なんかここの先生たちにここに来てから少し不信感を覚えてたけどこの話きけてなんか俺も頑張ろうって少し思えました。

ケニアに来る前からいろんな情報を集めて、ケニア人はどんな人やとかいろいろ聞いてたけど、先入観ってよくないなと思いました。
いろんな人からケニア人はちゃんと仕事せえへんとか聞いてたけどそんな人達のフィルターを通してケニア人を見ていた自分に気づいた。

あかんな。もっと自分の目で人や物見なあかん!

でもまぁとりあえず自分の仕事ちゃんとできるようになろ・・・笑


2010年5月18日火曜日

5月12日 シティーボーイ



はい。ど〜も。生まれも育ちも大阪のいわゆるキタ近辺のシティーボーイ、つまり都会っ子です。

 

ケニアにきてやっと田舎の生活ができると思ったら首都ナイロビはまさかの大都会で高層ビルばんばん建ってるわ、車ビュンビュン走ってるわ、人わんさかおるわで、びっくりです。でも一応、職場の学校は首都の郊外なので学校の周りには広大な畑とグランドと牛3頭がいます。

でもでもその首都からバスで20分くらいのとこにあるのでいつでもデカいショッピングセンターに買物いけます。

そして今日さっそく買い物に行きました。めっちゃ買いました。シーツに、調理器具に、食糧に、そして冷蔵庫。完全に日本とほぼ変わらんくらいの生活が送れる状況になりつつあります。

 

ケニアに来るまでは田舎の電気も水道もないようなとこで生活したかったとかゆうてましたが、人は自分が生活する環境に適応する生き物だと改めて実感しました。

 

そして現時点で生活に関してそこまで不自由を感じていません。

 

家の外にぼっとんのトイレがあったり、井戸から毎日の生活水をくみ上げてる同期の隊員には申しわけないくらいです。

 

唯一の不自由は職場から貸与されているマットレスが柔らかすぎてここ最近朝起きると激しく腰が痛むこと。腰痛持ちにはかなりつらい、この状況・・・。

5月11日 赴任


 長かったスワヒリ語の語学研修が修了し、ようやく待ちに待った赴任日。

 

協力隊に行くと決意し3年。去年5月の3回目の応募から1年。ここまで辿りつくのに以外に時間が過ぎてた。

 

長かったような短かったような。でもこれで本当に、本当にスタートラインに立つことができた。

 

何か手助けしたい。もちろんそう思てる。少しでも子供たちの未来を明るく輝かすことができれば。少しでも子供たちの将来にいい影響を与えることができればと。

でもそれと同じくらい。もしくはそれ以上に自分に何ができるか。自分はどれくらい大きくなれるか。今現在まともにケニア人とコミュニケーションすらとれない自分がどこまでできるのか。この2年間、やってあげるとか、してあげるとかそんな傲慢なことは言うつもりもないし、自分にそんな力もない。この2年間この広大なアフリカの地とおおらかなケニア人の胸を借りるつもりで活動していきたい。

 

そして約2年間、自分の原点を忘れずに。初心を大切に頑張っていこ。