というのも俺の家の近所に住む副マネージャーの末っ子。
その名もオバマ。
んもぉーめっちゃかわいいすぎる彼。
いつも大好きなお母さんをおっかけ、学校まで走ってきたり、寒い空気が漂うミーティング中にきゃっきゃ言いながら入ってきたり、俺の家まで来て、お菓子をねだったり。
赴任当初はこのオバマがかわいすぎて、オバマを見かけたらほぼ100%の確率で遊んでた、俺の癒し。
ところがある時を境にオバマが俺を見かけると逃げ出すようになる。
オバマが逃げ出すのを見る俺は「さては遊んでほしいんやな!!」と更に追いかけるも、しまいに泣きだす。
なんでやオバマ!
それからというものの、オバマに近寄ることもできない俺は寂しい任地での生活を送ってた。
オバマを見つける。→俺追っかける。→オバマ逃げる。→俺更に追っかける→オバマ泣きだす→俺しゅんとなる。
こんな感じでした。
ある日、お母さんに抱きかかえられてるオバマに懲りず声をかけた。
案の上、泣きだすオバマをあやすお母さんがなんでそんなに俺を怖がるのか聞いてくれた。
するとびっくり「俺がオバマを叩いた」って言う完全に見覚えのない容疑をかけられてた。
しかし完全にそう思い込んでるオバマにとっては俺は怖い存在でしかないことは事実。
その日から俺はオバマの信頼を取り戻すために学校からパクってきたボールで遊ばしたり、お菓子攻撃で攻め続ける。
そしてとうとうこの日がやってきた。
つい昨日の話。
何の気なしに俺の家に来たオバマを抱きかかる。
オバマ、全く怖がってない!!
やったぞー!!
あまりに嬉しすぎた俺はオバマにいつも以上にお菓子をあげてると、「ましゃるー」ってオバマが俺を呼ぶおまけ付き。
俺の名前覚えてくれたんかー!!
あまりに嬉しすぎて、その日はいつも以上にオバマを遊びました。