2010年10月5日火曜日
This is Kenya
近頃、語学もなんとなくわかってくるようになって、授業もなんとかこなせるようになってきた。
といってもまだまだ子供らの言ってることがわからん時も多々あるし、授業もこなせてる程度。
ほんで今日、日本人である俺とケニア人の感覚の差を感じた。
俺は基本、毎日朝の11時から授業を開始する。
さきに他の先生らの授業を受けている子供らに
「11時になったら教室に集合。遅刻しないように。」と毎回必ず伝える。
ほんでまぁまだそんなにきっちり時間に来るわけでもなく、生徒らはゆっくりくる。
これは時計が別の場所にあって、なかなか確認しづらいから仕方がないことやと思ってる。
ほんでもうひとつ授業前に子供らにいうことがある。
「もし他の先生に用事を頼まれても、授業があるからと言いなさい。それでその先生が怒るのであれば俺に言え。」
そうです。先生らは子供らにドーナツ買ってこいだの、牛乳買ってだの言う。
子供らも嫌がったりするやつはおらず、なんやったら学校の外に出れる興奮さでうきうきしてるくらい。
ほんでだいたいそれで子供らは授業に出なかったり、そのまま違う場所で遊んだりしてる。
このお使いシステムを否定してるわけではない。
なぜなら生徒にお使いに行かせるということは先生がお金を子供に任せるということ。
お金を任せるということは責任を任せるということで、ある程度の責任を任せるにはある程度の信頼関係がないとあかん。
ただ授業あるやつがほったらかして行くほどではないと俺は言う。
もちろん、先生らにもその件は言ってあって承知してくれてる。
ただ子供らも、先生らも、「11時に授業を始める」といっても
子供らは「すぐ戻ってくるから!」といったり
先生らは「すぐに戻らすから!おい!おまえ、すぐに戻ってこいよ!」という。
ちゃうやろ。行かさんかったらええんやん。
おもわず、「This is Kenya」と皮肉をこめて口走った。
俺が確実にマイノリティなのはわかってる。
ただここは絶対譲らん。だっておかしいやん。
どこの国に、授業の代わりにお使いいかす教育があんねん。
今日、そのことを生徒、先生がある前で言ったけどたぶん変わらんやろうな。。。
これも言い続けるしかない。オレ絶対負けへん!
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