っていうのはスワヒリ語で「ストリートチルドレン」のことを意味するらしい。
あまり良い意味では使われてません。
正確に言うと、チョコラー自体は「拾う」という意味なのだが。
日本人の監督がケニアの有名な都市の一つであるティカのスラムで撮影した映画「チョコラ」もこれから来ています。
確か。http://www.chokora.jp/
ちなみにこの映画に出ている子供が自分が活動している学校にいたことも。
直接の面識はありませんが。
ということでこの「チョコラー」。
うちの学校にはこのストリート上がりの子供がいっぱいいます。
なんせそういった子供らを保護している政府の施設なので。
彼らがストリートにでることになった背景は様々。
親を亡くして、身よりがない者。
親とケンカして、家出した者。
学校が嫌で逃げ出した者。
本間色々。
日本では考えられへん。
でもこう見ると本間国がちゃんと子供をケアしてるなって感心する。
彼らのストリート生活は本間に凄まじい。
10代の子供らがストリートでいわばサバイバルをしているわけや。
で、そのストリート上がりの彼らが見せる行動が顕著に見えた一日やった。
昼食後の点呼の時。
子供らが点呼のためにボチボチ集まっている時。
そこに2人の生徒が点呼で集まる他の生徒らの前を通り、熟れすぎて腐ったアボガド約10個を捨てるために焼却場へと運んでいた。
(前にも書いたがこのアボガドは結構問題になっている。)
その瞬間、それを見た、約50名の子供らがそのアボガド目がけて、猛ダッシュ。
とっさに「それは腐っているから食うな!」って言いに行ったものの、目がアボガド一色になって、猛ダッシュする約50人の子供を止めれるわけもなく、彼らは我が我がとアボガドを奪い合う。
アボガドがぐちゃぐちゃになって、手がべちゃべちゃになってる。
ほぼ液体になって地面に落ちているアボガドを舐めるようにして食べる子供らも。
本間、一瞬の出来事やったけども、正直ちょっとビビった。
これが初めての出来事ではなく、むしろ日常の出来事ではある。
この時、同僚の先生らはめちゃめちゃ怒ってた。
「おまえらここに来てもまだそんなことするんか!ここはストリートじゃないぞ!」って感じで。
ただ俺は真っ向と彼らを怒ることができんかった。
日本的にいえば彼らの行動は「やらしい」が適切だろうか。
(これは関西だけの表現か?)
ただケニアにはそんな環境で育ってきたこいつらみたいなやつがおる。
そうせざるをえないやつらがほとんどやったやろう。
体に染みついてるんやろうやと思う。
あのアボガドに向けて走る勢いを見ると。
う〜ん。難しいな。
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