2010年11月6日土曜日

切り絵

任地に赴任してもう少しで半年!


スワヒリ語もぼちぼち慣れ出してきた。


ただ不思議なもんで聞く気がなかったり、気持ちを込めてない時は全く聞けないし、話せない。


やっぱり言葉は手段であるけども、気持ちの込め方一つで大きく変わるな!また勉強や!



さてさて、オレは学校で子供たちからこう呼ばれます。


「ミスターまさる!」(なんか距離を感じるけども、悪くないなとも思ってる。)


「まさる!」(先生としてはどうかって感じやけど、オレはこれが一番好き!)


「チャイニーズ!」(新顔の子供たちが言う傾向有り。この場合、しっかり拳で教育。嘘です。丁寧に違うよと教えます。)


そして「Mwalimu wa P.E.(体育の先生)」。


基本的なオレの仕事は体育の授業です。


体育の時間で子供たちと関わることがもっとも多く、生徒たちの名前も授業で覚えることが多い。


しかしもちろん体育の授業だけでなく、他にも仕事がある。


それで最近、図画工作として日本から折り紙を持ってきたので「切り絵」の授業をやった。


テーマは動物。


みんなそれぞれ、自分の好きな動物を自分の好きな色で作っていく。

キンキラに輝くライオン。



ほぼすべての色を使ったであろう、カラフルな鳥。



これは何の動物?って聞いて・・・わからん!って言われるけどもなんやカッコいい生き物。




モノづくりっていうのもはホントに個性がめっちゃ出るからおもしろい!



この間、同僚と晩飯を食っていた時のこと、

ケニアはどこまで、何を勉強したかでその人の価値が決まるという。

実際、ケニアで管理職についてる、もしくはある程度の収入を得ている人は日本でいう修士や博士を持っている人である。

だからその同僚も、30歳を超えて、今でも学び続けている。


でもその学歴社会の色が濃いケニアではどうしても体育、美術、音楽などの実技科目、つまり情操教育が軽視されている。


自分で考えたことを表現する。自分を表現する機会があまりにも少ない気がする。もちろん、学校教育においての話ではあるが。


とまぁこれ以上話すとタイトルが変わってしまうのでまた今度!


ということで俺の仕事は少しでも子供たちにたくさんのことを経験させてあげることと自分を表現する機会を提供すること。


さて今度は何しょうかな!


ちなみにこれは俺が見本で作ったやつ。ある意味、俺の不器用さが表現されているよな!
いやしかし・・・ひどい。 笑

1 件のコメント:

  1. 子供の作品って素敵だね。

    しかし、「切り絵」じゃなくて「貼り絵」だと思ったけど、
    関西ではこれを切り絵って言うのかな~~。

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