2011年7月16日土曜日

親、大人たちよ

1年と3カ月が過ぎ、活動言語のスワヒリ語も本格的に慣れだして、子供が言うことはほとんど掴めるようになってきた。
(ただ英語とスワヒリ語を混ぜられるとまだまだダメ。)

そんなことに気付きだすと嬉しくなってくるもんやから大人・子供ともめっちゃしゃべりたくなる。

そうして夕方の遊びの時間になると、子供一人一人と話すようにしている。

本間どうでもいいから結構シリアスな話まで。

ほんでその会話の中で自分の中でよくひっかかることがある。

それは彼らがここへ連れて来られた理由。

窃盗・当校拒否が大部分を占めて、少数派はドラッグ・暴漢などなど。

ほんでまぁここで文字にして書いてみると相当な悪ガキが集まってるとこやなっちゅう印象を受ける。

事実、俺もここケニアに来る前にもらったうちの施設の概要の紙きれ一枚読んだ時、そんなことを思ったし、ちょっとびびった。

ただ実際、ここで子供らと関わってると全くそんなことはないと思う。

日本で子供らと関わった経験が豊富ではないのでうまいこと表現できるか、というか比較する対象の情報が薄いっちゅうか、わからんけど日本の子供らとなんら変わりない。
至って、普通の子供。

もちろん彼らがしたことは悪いこと。 

学校いかんのも、人の物盗るのも。
誰かがそれを教えたらなあかん。
その責任は大人にあると思う。

ただ親にしても、教師にしても、その他彼らを取り巻く大人たちがその責任を人に押し付けている感を受けてたまらない。
ここが俺のひっかかってるとこ。

もちろんほとんど子供から聞いた話なので、おそらく話を盛ったり、事実とは違うことを言ってるかもしれない。

ただ耳を疑うような理由で連れて来られている子供らがあまりにも多い。

・母親に家事を手伝ってと頼まれて、拒んだら警察につれていかれた。
・おばさんの携帯を盗もうとしたところ、見つかって、警察につれていかれた。
・朝起きるのが辛くて、学校にいくことを拒んだら、警察が家に来て連れて行かれた。


「えっそんだけ!?」
と何回、子供らに突っ込んだことか。

全然普通の子供やん。
なんやったら子供はこうでないとって感じるとこもある。

同じことを繰り返すがあくまでこれは子供の口から聞いた話なので、どこまで本当かわからない。

ただ仮にこれが本当であればもうちょい親・大人が頑張れよと思ってまう。
そして、たったこれだけの理由で1〜3年の間、子供らは更生学校という狭い社会に閉じ込められることになる。

この話についてはまた今度続きを書こうと思う。
おそらくだいぶ長くなるはず。


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