2011年3月26日土曜日

未来のスター発掘

風呂入らず、今日で5日目。

今日も昨日と同じく自分に負けて、慌てて起きる俺。
「急がなあかん!」と思ったその次に気付いたことは俺の頭の臭さ。
慌てて起きて空を切った風に乗ったそのにおい・・・じーざす。

今日は風呂入ろ。

ゲタスル更生学校の生徒たちは毎日14時〜16時に「Chini ya mnazi(直訳すると:木の下)」という時間がある。
本間に影のできる木の下で生徒ら全員が集まって、先生の話を聞く。

うちの同僚らはカウンセリングをしているというけど、まぁこれほどFlexibleな時間はないよね。

学校の規則を先生が生徒に確認させたり、彼らのバックグラウンドを一人ずつ話させたり、はたまた聖歌歌ったり、「全員寝ろ!」って言われて寝たり、ほんで先生の気分でなかったりする。
基本はしつけと更生学校に来た理由を話する時間らしいのやけどもまぁ毎日そんな話してても持つわけでもなく。

聞くところによると昔(4〜5年前)はこの時間を使って、授業が行われてたらしい。
やけど授業担当の教諭が一斉に他の学校に異動したことにより、「Chini ya Mnazi」ができたらしい。
要するにすることなくなったんやね。

そんな時間に今日は生徒のタレント(才能)をお披露目することになった。
特別なイベントってわけでもなく、普通にいきなり始まった。

ほんで生徒らは挙手性で自分のタレントを披露。

ラジオのパーソナリティー的なんやったり、
有名な歌手の歌を踊りつきで歌ったり、
手前味噌の劇したり、
人間楽器やるやつおるし、
普通に前に出たかっただけのやつもおる。

もう2時間笑いっぱなし!!
ちっちゃい10歳くらいのやつが大人顔負けの腰振りするし
フルハウスばりのオチの良さとテンポの速さで演技するし
絶対やりたかっただけやん!ってツッコミたくなるくらいくだらん茶番劇やるし
もう笑い疲れた。。。

せやから写真取り忘れたKabisa(完全に)!


日本って人の前で自分を前面に出す機会なんてそうそうないよな。
やれって言われても恥ずかしいてやらんやろうな。
日本に「スベる」っていう言葉がなければどれだけ日本人は自由になれるだろうか。

そんな日本で育った俺は「先生もなんかやって!」と120人の生徒の大声援の中、無茶ブリされて、「俺足怪我してるから!!」と必死で回避する。
生まれて初めて無茶ブリされて、相手じゃなく自分を責めた。

もっと大きな人間になろう。


そんな子供たちの日頃のストレス解消と自分自身を表現する素敵な時間を綴る。

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